【インド】絶景の街・レー
青々としたラダック・ブルー。
紅葉で緑から黄色に色づいた木々。
遠くに見える美しいクリーム色の山々。
思わず悴んでしまうような寒さ。
レーには寒さが吹っ飛んでしまうぐらいの絶景が沢山あります。
標高3000mを超える街って日本にはありませんね。そんな高地に人が住んでいるんですからすごいですね。高地トレーニングには適しているんでしょうか?。レー周辺の深い青空を見ていると、ここでランニングでもしたら幸せだなあと思います。
マナーリーから陸路でやってきました。標高5000mの峠を3回超えて。道中はとっても寒くて5枚着しました。マナーリーの薬局でダイアモックスを50ルピーで買って服用しておいた効果が出たのでしょうか。幸いなことに高山病は全く苦しむことなくレーへ着きました。
朝はもちろんチャイ。バザールはとても静かでしたが、チャイ屋には地元の人々が出入りしていました。寒い中飲むチャイは体と心が暖められて、美味しさが倍増します。
安宿を見つけるまでに2時間ぐらいウロウロしました。10月はオフシーズン。閉まっている宿が多いです。ノックしては居ない。ノックしては居ないの繰り返しでした。目星をつけていた宿は600ルピーと強気の値段のままであったので、余計に探し回りました。最終的には、300ルピーでシングル、wifi付き、ホットシャワーが出る宿を見つけられました。値段も安いですし、心地が良く思わず沈没してしまいそうです。
10月になると、どんどん宿を閉めてマナーリー、デリーやスリナガルといったより温かい都市に移り住む人が多いそうです。マルチで拠点を持っているのは羨ましいようなそうではないような。色んな考え方がありますもんね。
どこをとっても青々した青空。気持ちいいの一言です。
それ以上に気持ちいいことは「ジュレー」です。「ジュレー」はチベット語のあいさつで「こんにちは」だけではく「ありがとう」「おやすみ」「さよなら」などなど色んな場面に使える万能なフレーズです。レーで地元の人が街を歩いて目が合うとジュレーと挨拶し合う場面を見ると心が暖められます。私が「ジュレー」と言ってもみんな笑顔で返してくれますね。挨拶はやはり気持ちいいです。
今までダラダラと書いてきて
唐突ですが、レーで行った場所を紹介します。
【王宮】
観光の目玉です。旧王宮でレーの街を見渡せます。ちなみに歴史は、1553年に王によって作られて一時は世界で一番高い建物だったそうです。以前は王様が住んでいたり、様々なイベントに使われたらしいです。
Leh Ladakh - Leh Ladakh Travel Guide - Leh Tourism - Leh Ladakh Sightseeing
ちなみに入場は有料です。
【Namgyal Tsemo Gompa】
旧王宮から伸びる登山道を歩いたところにあります。人が少なくてのんびりできます。
【メインバザール】
文字通り街の中心。毎日必ず通る道でした。ちょっと座れるスペースがあることが良いです。早朝、清掃しているのでとても綺麗です。
【旧市街】
夕暮れ時になると、黄金色に輝く町並み。それに加えてタルチョがいい味を出しています。とても綺麗です。王宮方面に登ると、街を見渡せるのでそれも美しいです。ただ野良犬が元気なので注意です。
【シャンティー・ストゥーパ】
レーの街を一望できるスポットです。特に夕焼けが素晴らしいです。標高が高いので階段を登る時はぜいぜいしますが、道中も絶景を楽しめます。ちなみにタクシーで行くこともできます。
レー周辺には色々見所もあります。
【Shey】
シェイは眺めが良いゴンパです。
レーから行きやすいです。
【Tikuse】
ティクセはポタラ宮に似ているゴンパです。
オフシーズンなのでツーリストが誰もいませんでした。
【Chemery】
チェムレはかっこいいゴンパです。
周辺が長閑なのでリラックスできます。
好きなコンパの一つです。
レーから台湾人と一緒にヒッチハイクで行きました。
どれもレーから気が向いたらすぐに出かけられることが魅力です。
こうやって、レーでの日々を振り返ってみると、最高でしたね。
午前中は王宮よりちょっと登ったところにあるゴンパでぼーっと街を眺めて、夕方はシャンティーストゥーパに登って日記を書いたり、夕日を見たり(これを4回ぐらい繰り返しました)。これが一番気に入っていますね。
地元の人から安くて美味いターリー食堂を教えてもらってリピートしたり、1リットル7ルピーで水をペッドボトルにチャージできる店に通ったり。レーの街を見渡せるポイントを探ったり。郵便局で偶々あった台湾人バックパッカーと一緒にレー周辺のゴンパに行ったり、ヒッチハイクをして遠出したり。毎晩行っていたレストランAMDOでインド映画を見てダラダラ過ごしたり。もちろんチャイも飲みました。王宮でぼーっとしているときに話しかけてくれたチェコ人夫婦と一緒に頂いたゴンパのチャイは美味しかったです。
最高だと思ったのもオフシーズンだったからだと思います。オンシーズンだとツーリストがとっても多いんじゃないかと。ゲストハウスが点在していてツーリスト向けのお土産屋、レストランや旅行会社などが多いですもの。もしオンシーズンなら人がわんさかいて落ち着かなかっただろうなあと感じます。
また写真で見て頂いたように、紅葉を見れることも大きいです。木々が色づいて街が山が彩られて輝きます。
レーでは「ジュレーで始まりジュレーで終わる」素晴らしい日々を過ごせました。
気づいたらあれです。沈没です。合計11泊していました。