【インド】オフシーズンのヌブラ渓谷へ
2017.10 ディスキット (Diskit)フンダル (Hunder)
ラダックは4月中旬から9月ごろがオンシーズンと言われています。もちろんヌブラ渓谷もそうです。今回、若干オフシーズンに入りかけの10月に来てみて良い事だらけでしたね。例えば、木々が色づいていて華やかな事、ツーリストが少なくて落ち着いている事、宿代が値切れるし安いなどなど。もちろんデメリットもありますが。この話題はまた改めて書こうかと思います。前置きはこの辺にして本題です。
ヌブラ渓谷は前から聞いたことのある場所でした。絶景というキーワードでですね。正直、行く予定はなくスルーしようかと思っていました。レーの沈没ライフとレー周辺のゴンパ巡りで十分満足出来たので。ですが、ラマユルで会った中国人の話を聞いて(詳しくは下記からどうぞ〜)行けるチャンスがあるならせっかく近くにいるわけだし行ってみようかと軽い気持ちで2泊3日でヌブラ渓谷にやって来ました。こうやって、気分次第で行き先を変えて自由奔放に旅ができるぐらい時間に余裕があって幸運でした。
フンダル (Hunder)
レーからシェアタクに乗って5時間ほど。美しい車窓を見ていたらあっという間にディスキットに着きました。そのままちょっと背伸びしてフンダルへ。
フンダルで観光といえばキャメルサファリで有名です。「最も標高が高く寒いキャメルサファリ」ができるそうです。
フンダルについて早速街歩き。写真のように山が近いです。渓谷というだけあってレー周辺よりも山自体が高く感じ迫力がありました。
写真でお伝えすることができたかはわかりませんが、本当にのどかです。都会の喧騒を離れてゆっくりするにはとっておきの場所ですね。歩いている村人はポツポツとたまに見る程度。おそらく10名ぐらいしか見なかったと思います。村人より牛のほうが多く歩いていました。勿論ツーリストは一人も見かけることありませんでした。ですがGHの看板は頻繁に見かけるのでシーズン中は観光で訪れる人がわんさかといることでしょうね。オフシーズンに来たので、美しい村の風景をまるで独り占めしているような気分になれました笑。
山と赤、黄色、緑に色づいた木々のコンビネーションは素晴らしいの一言。ごちゃごちゃせずシンプルでなのが良いですね。道端にひょっこりある小川も良い味を出していました。
見渡しが良い幹線道路を歩くと絶景ですね。最高でした。
こじんまりとしてて2時間も歩けば一周できるほどの村です。一日目は景色に飽きることなく過ごしました。
しかし、残念なことに開いている売店とレストランが1軒しかありませんでした。さらに宿から歩いて1キロ離れているところにあったので、実質ないに等しく感じました。ちなみに食事は宿で作ってもらったカップラーメンと手持ちのパンで凌ぎました。宿での夕食が600ルピーというボッタクリ値段だったのこともありますが。これはちょっと不便でした。街から離れると街で当たり前に存在していたものの大切さをしみじみと感じましたね。でもこれはこれでいい経験になりました!
ディスキット (Diskit)
翌日はディスキットへ。宿のおじさんから「幹線道路でヒッチハイクしたら行けるよ。地元の人も普通にやってるから問題ない」と教えてもらったのでヒッチハイクで行ってみました。簡単に捕まりました。30分ぐらいでディスキットに到着。
ディスキットはヌブラ渓谷の中でも大きい街。レーとヌブラ渓谷の村々を結ぶ拠点でもあります。
宿に荷物を置いて寺へ。宿はレーで沈没中にたまたま屋台で出会ったインド系アメリカ人の旅人から聞いて目星がついていたのでそこへ行きました。
誰も歩いていない道と砂利道をゆっくり登って1時間ほどで寺に到着。相変わらず壮大な景観です。天気が下り坂で風も強く寒かったです。
景色を楽しんだあとは街へ戻りました。昨日はしっかり食べられなかったので昼食で食べたフライドライスがとても美味しく感じました。
街は小さいですが基本的には何でも揃います。メインストリート沿いやバスターミナル付近にレストラン、洋服屋、売店などなどがポツポツと連なっていました。中国やパキスタンとの国境が近く基地があるからか軍人が多かったです。特に治安に問題ありませんでしたよ。
街をブラブラと歩き終わるとやる事がなくバスターミナル付近でぼーっとしました。
時々チャイをすすりながら。
贅沢な悩みですが、同じような風景に飽きてきましたね笑
翌日朝焼けとともにレーに戻りました。
ヌブラ渓谷。気になっていた場所なのでやはり行ってみてよかったと思います。ラダックに行くなら、時計が止まったようなフンダルの長閑さを味わいに行くことはオススメです!