【インド】ラダックに行って良かった事、後悔した事
2017. 10 ラダック(Ladakh)
約3週間ぐらいラダックを旅しました。色んな国を旅した中でもラダックはベスト5に入るぐらいかなり気に入っている場所です。皆様がラダックに行く前に参考になりますように。今回は良かったこと後悔したことを書こうと思います。
良かったこと
・木々が色づいて華やかな事
ラダックの景色が緑は勿論黄色や赤に彩られていてまさに絶景です。夏だと緑一色らしいですが、紅葉が見られる10月ならではの風景です。山々とのハーモニーが堪りません。
・ツーリストが少なくて落ち着いている事
ラダックではレーとラマユル以外でツーリストを見なかったです。観光地を見に来ているのではなくローカルの日々の暮らしを見ているかのようでした。レー、ティクセやシェイなどのゴンパでも誰もいないのでまるで美しい景色を独り占めしている感覚にもなれました。「写真をパチパチ撮って終わり!次の街に行こう」ではなくゆっくりとラダックの良さを味わえました。落ち着いていてこれは好きなポイントですね。
・宿代が値切れる。さらに安い
どこの宿でも言えてます。宿にひとりぼっちということがあるぐらい。その裏返しでデメリットになりますが、宿が開いていないことです。宿探しをしていると「もう泊まれないんだよ。他のホテルを探して。10月になると冬の寒さを避けるためにマナーリーやデリーといったより温かい場所に行って住むんだよ」と話す人が多かったです。ちなみにフンダルは開いている宿が2軒しかありませんでしたし、泊まった宿のおじさんにも「数日後に宿を閉めるよ〜。2−3日なら泊まっていいよ」と言われました。オフシーズンで旅人も少ないので「旅人が来たら是非泊まって少しでもお金を落としてほしい」と考えるからか、かなり値切れます。
後悔したこと
・35mm単焦点レンズしかもっていなかったことです。
広角があればもっと上手く表現できるのになと思いました。素晴らしい自然の風景が数多く残っています。せっかくラダックに行くのですから、準備しても良いと思います。ズームでも18mm〜や超広角の10mm〜とかですね。魚眼レンズも面白いだろうなと感じました。きっとカメラがより楽しくなると思います。まあ35mm一本でもある程度満足いく写真取れましたけど笑
ではまた。
【インド】オフシーズンのヌブラ渓谷へ
2017.10 ディスキット (Diskit)フンダル (Hunder)
ラダックは4月中旬から9月ごろがオンシーズンと言われています。もちろんヌブラ渓谷もそうです。今回、若干オフシーズンに入りかけの10月に来てみて良い事だらけでしたね。例えば、木々が色づいていて華やかな事、ツーリストが少なくて落ち着いている事、宿代が値切れるし安いなどなど。もちろんデメリットもありますが。この話題はまた改めて書こうかと思います。前置きはこの辺にして本題です。
ヌブラ渓谷は前から聞いたことのある場所でした。絶景というキーワードでですね。正直、行く予定はなくスルーしようかと思っていました。レーの沈没ライフとレー周辺のゴンパ巡りで十分満足出来たので。ですが、ラマユルで会った中国人の話を聞いて(詳しくは下記からどうぞ〜)行けるチャンスがあるならせっかく近くにいるわけだし行ってみようかと軽い気持ちで2泊3日でヌブラ渓谷にやって来ました。こうやって、気分次第で行き先を変えて自由奔放に旅ができるぐらい時間に余裕があって幸運でした。
フンダル (Hunder)
レーからシェアタクに乗って5時間ほど。美しい車窓を見ていたらあっという間にディスキットに着きました。そのままちょっと背伸びしてフンダルへ。
フンダルで観光といえばキャメルサファリで有名です。「最も標高が高く寒いキャメルサファリ」ができるそうです。
フンダルについて早速街歩き。写真のように山が近いです。渓谷というだけあってレー周辺よりも山自体が高く感じ迫力がありました。
写真でお伝えすることができたかはわかりませんが、本当にのどかです。都会の喧騒を離れてゆっくりするにはとっておきの場所ですね。歩いている村人はポツポツとたまに見る程度。おそらく10名ぐらいしか見なかったと思います。村人より牛のほうが多く歩いていました。勿論ツーリストは一人も見かけることありませんでした。ですがGHの看板は頻繁に見かけるのでシーズン中は観光で訪れる人がわんさかといることでしょうね。オフシーズンに来たので、美しい村の風景をまるで独り占めしているような気分になれました笑。
山と赤、黄色、緑に色づいた木々のコンビネーションは素晴らしいの一言。ごちゃごちゃせずシンプルでなのが良いですね。道端にひょっこりある小川も良い味を出していました。
見渡しが良い幹線道路を歩くと絶景ですね。最高でした。
こじんまりとしてて2時間も歩けば一周できるほどの村です。一日目は景色に飽きることなく過ごしました。
しかし、残念なことに開いている売店とレストランが1軒しかありませんでした。さらに宿から歩いて1キロ離れているところにあったので、実質ないに等しく感じました。ちなみに食事は宿で作ってもらったカップラーメンと手持ちのパンで凌ぎました。宿での夕食が600ルピーというボッタクリ値段だったのこともありますが。これはちょっと不便でした。街から離れると街で当たり前に存在していたものの大切さをしみじみと感じましたね。でもこれはこれでいい経験になりました!
ディスキット (Diskit)
翌日はディスキットへ。宿のおじさんから「幹線道路でヒッチハイクしたら行けるよ。地元の人も普通にやってるから問題ない」と教えてもらったのでヒッチハイクで行ってみました。簡単に捕まりました。30分ぐらいでディスキットに到着。
ディスキットはヌブラ渓谷の中でも大きい街。レーとヌブラ渓谷の村々を結ぶ拠点でもあります。
宿に荷物を置いて寺へ。宿はレーで沈没中にたまたま屋台で出会ったインド系アメリカ人の旅人から聞いて目星がついていたのでそこへ行きました。
誰も歩いていない道と砂利道をゆっくり登って1時間ほどで寺に到着。相変わらず壮大な景観です。天気が下り坂で風も強く寒かったです。
景色を楽しんだあとは街へ戻りました。昨日はしっかり食べられなかったので昼食で食べたフライドライスがとても美味しく感じました。
街は小さいですが基本的には何でも揃います。メインストリート沿いやバスターミナル付近にレストラン、洋服屋、売店などなどがポツポツと連なっていました。中国やパキスタンとの国境が近く基地があるからか軍人が多かったです。特に治安に問題ありませんでしたよ。
街をブラブラと歩き終わるとやる事がなくバスターミナル付近でぼーっとしました。
時々チャイをすすりながら。
贅沢な悩みですが、同じような風景に飽きてきましたね笑
翌日朝焼けとともにレーに戻りました。
ヌブラ渓谷。気になっていた場所なのでやはり行ってみてよかったと思います。ラダックに行くなら、時計が止まったようなフンダルの長閑さを味わいに行くことはオススメです!
【インド】ラマユルにちょっと寄り道。
2017.10 ラマユル(Lamayuru)
レーからラマユルへ
ラマユルは月の大地(Moon Land) で有名です。
レーで貰ったパンフレットに載っていたMoonlandのネーミングを見聞きして旅心をくすぐられました。
ロマンを感じますね。
一週間近く滞在したレーにお別れをして移動することにしました。
朝6時頃起きて、バスターミナルへ。バスターミナルへ向かうと日中賑やかなバザールでは住民らしき人たちが掃除をしていました。毎日続けられているのか決まった日にしているのかはわかりませんが、こういう風に街が綺麗にされているとこの街に余計に愛着が湧いてきました。
バスターミナルに着くと「Hello, how are you?」と話しかけられました。話を続けるとその旅人は中国から来たバックパッカーでした。彼もラマユルに行って、スリナガルまで行くと言うので一緒にラマユルに行く流れになりました。私も一応スリナガルまで行く予定でしたので。チャイをすすりながら話をしました。「俺は中国人だからパンゴンツォとかヌブラには行けない。だって、パーミッション取れないもん。インドと中国は領土問題抱えているでしょ。だから行ける場所は限られてしまうんだ。日本人のあんたはラッキーね」国籍によって見れる景色、見れない景色があることは決して嬉しいことではないですね、、、こういう問題は勿論私にはどうしようもできませんが笑。
ラマユルに着きました。青々したラダックブルーはラマユルでも楽しめそうです。まず、予想以上に長閑な場所でびっくりしました。村には売店が数店あるのみでレストランも営業していません。人の姿もまばらです。もうすぐ冬が始まるので既に温かい街に行ってしまったのでしょうか。店よりもGHの看板がよく目立ち、オンシーズンにはツーリストが沢山来るんだろうなと想像できます。まあこう感じるのも10月ならではなんだろうと思いますね。でも、のんびりしていて気に入りました。
宿に荷物を置き、ブラブラと歩きます。
寺へ行きました。
寺の写真はなぜか35mmレンズ一本で挑んでいた私には到底取れませんでしたので笑。景色を載せますね。入り組んだ谷にある村なので余計に広角レンズが欲しくなりました。
寺からの眺めは素晴らしいです。
ムーンランドと言われる理由がわかりました。今まで見たことのない不思議な景観です。
小さな丘に登ってみるとラマユル寺院と村が一望できました。
それから、幹線道路を歩いていくとラマユルらしい素晴らしい景色が見えてきました。
宿方向に歩いていくと寺院と青空が映えていました。
反対側に歩いていくと夕暮れと同時にムーンランドが近づいてきました。陽がどんどん下がっていくにつれてきれいな青空に変化していきました。世界中のどこでも夕焼けは美しいの一言ですが、ここは自然ともマッチしていました。これを絶景というんですね。
暗くなってきたので宿へ戻ります。帰り道はまるでTom WaitsのO'llがBGMで流れているかのような空気がありました。
翌日。
レーが恋しくなり戻ることにしました。当初は「ラマユルで寄り道してそのままスリナガルまで行こう。できればパキスタンも回ろうかな」と思っていたのですが、諸事情あって人生ゲームのように振り出しに戻りました笑。
パキスタン入国歴があってもインドビザは取れるのか(2018年)
皆様ご存知の通りパキスタンとインドは残念ながら揉めている国です。
旅人にとって不安なことは、パキスタンに行ったらインドを旅しにくくなるのかという問題なのです。
私は南アジアを旅することが好きで、インドとパキスタンはどちらもいつでも訪れたいと思っていますが、インドとパキスタンは敵対国なのでどちらかに入るとどちらかに入りにくくなるのではと考えました。
【状況】
・インドは5年前ほどから旅していて、ビザがたくさんあります。
・パキスタンは2018年が始めて。諸事情でビザが2つ貼ってあります笑
ーーー
それで、今回インドに行く予定があるので郵送でビザを取ってみました。
ビザの取り方はこちらからどうぞ
今年の秋インドに行ったとき、税関でかなり攻められました。
こんな感じです。
「なんでパキスタンに行ったんだ?」
「なんでパキスタンビザが2つも貼ってあるんだい?」
「出身は?」
「あんたの仕事は?」
「収入はどれぐらいだ?」
「学歴は?」
「ちょっと待て。他の人に聞いてくる」
....
色んな税関職員が集まって議論が割れているのか険悪ムードだったので、入国拒否の可能性がありそうだと思いました。
他のツーリストたちはすんなりと入国していくなか、待ち続けます。
このように30分以上税関で質問攻めに遭いました。
ですが案の定、入国できました。
この一連の流れでわかりましたが、パキスタンに入国したことでインドに入りにくくなっていることは確かです。
今回は日本でインドビザを郵送で申請。
無事にゲットできました。
結論ですが、観光ビザは取れます。
ただし、ネットにある情報よりも時間がかかってしまいました。
それは時期的な問題なのかパキスタン入国歴があるからなのかはわかりませんが。
パキスタン入国歴があると入国歴がない方と比べて時間がかかる可能性があることは言えそうですね。裏返せば、余裕をもって申請すれば取れることがわかりました。
郵送でインドビザを取る方法(2018年12月取得済み)
インドに行くためにはビザが必要です。
数カ月後、インドに行く予定があるので今回は郵送で取ってみました。
私はインドを旅することが好きで、インドビザを合計4回取ったことがあるのですが、郵送で取得したことはこれが初めてです。
今回は郵送でインドビザを取る方法について書いていきます。
最初に結論を言うと、郵送はかなりラクです。
・取得までの流れ
簡単に4段階で説明するとこんな感じです。
①ネットで申請書を作成
②必要な書類を準備
③郵便局などで送る
④待つ
・ビザの種類
最初にインドに観光の目的で行くとすると下記3つのビザを取られることが多いと思います。
・観光ビザ (Tourist Visa)
・アライバルビザ (Arrival Visa)
・e-visa
今回郵送で取得したビザは観光ビザです。観光ビザについて簡単に説明すると、3つの中でもインドに一番長期間滞在でき何度も出入国できるメリットがあります。一方でデメリットと言えば申請が面倒くさいことです。大使館まで出向くか郵送で送る必要があります。なのでネットで完結してしまうe-visaやインドの空港(一部の空港を除く)に到着した際に取れるアライバルビザよりは一手間かかります。
①ネットで申請書を作成
申請書は下記URLから作れます(2018年12月現在)。残念ながら、かなり時間がかかります。1時間ほどは見ておいたほうがいいと思います。また慎重に行うことをおすすめします。入力ミスをしたまま送ってしまうと、大使館から連絡がきてやり直しになってしまうこともあるので注意が必要です。
青色の矢印のサイトから申請書が作れます。クリックしましょう。
申請書の書き方は下記サイトを参考にするといいと思います。わかりやすいです。
【2018年最新版】インド『観光ビザ』の取得方法を徹底解説! | yukinkoblog
注意点としては、
・申請終了後に修正することができないので最後までミスなく入力することです。私は何度かやってしまいましたが、やり直しには非常に手間暇かかります。
・サイン忘れ
・証明写真。規定がありますのでそれに合わせる必要があります。
②必要な書類を準備
(1) お金
(2) 申請書一枚
(3) インドに出入国する航空券のe-Ticket
(4) 身分証明書(情報によると大阪大使館に申請するの方のみ)
(5) 以前インドに入国したことがある方はビザのコピー
(6) 返信用封筒
(1) お金
東京の大使館に申請する方は2550円です。
後述しますが現金書留の上で同封します。
内訳
ビザ:1200円
郵送:1000円
大使館『追加料金』:350円
詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/visafees.html
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/pdf/Mar_10_jap.pdf
(2) 申請書一枚
両面コピーでオッケーです。
(3) インドに出入国する航空券のe-Ticket
航空券が既に用意できている方はそれをコピーしたらオッケーです。
航空券がない方。私もそうでした笑。予定がはっきりせず航空券を買っていない方もいらっしゃるのではと思います。
そんなときはフライドバイという選択肢があります。
なぜなら、Pay Later といって、いわば予約の保留が選択できるからです。Pay Laterは24時間以内に支払わなければ自動でキャンセルされるという素晴らしい仕組みなんです笑 ちなみにPay Laterは支払いの画面で選択できます。
私は隣国からインドに陸路で入国しようと思っていて、インド入国するに航空券がありませんでした。なのでこのシステムを使ってインドに入国する航空券を取りました。「ドバイ→デリー 」で予約を取ってこんな感じで航空券のE-Ticketを用意しました。誰でもわかるレベルで大きく「〇〇日まで支払わなければキャンセルします」と記載されていますが、何も問題なくビザが取れました。Pay Laterは旅人の味方です。
フライドバイのを知ったのは下記サイトからです。
②インドへの道は、ビザ申請からはじまる。 – 最終トリップ ~travel until my saving run out~
*ちなみに出国用の航空券のe-Ticketは購入済みだったのでそれをコピーして送りました。
(4) 身分証明書(情報によると大阪大使館に申請するの方のみ)
東京の大使館に郵送するのであれば必要ありません。
(5) 以前インドに入国したことがある方はビザのコピー
普通にコピーしたらオッケーです。
私は前回E-Visaで行ったので、その前の観光ビザと合わせて一応2つコピーしました。
(6) 返信用封筒
もし持っていなければ100均などで購入しておきましょう。
私は長形3号を使いました。
③郵便局などで送る
送る際は現金書留封筒に入れて送ります。
入れる書類は
・ パスポート
・ お金(申請代:2550円)
・ 申請書一枚
・ インドに出入国する航空券のe-Ticketのコピー
・ 身分証明書のコピー(情報によると大阪大使館に申請するの方のみ)
・ 以前インドに入国したことがある方はビザのコピー
・ 返信用封筒(宛先と住所を記載し切手も貼る)
以上です。
・現金書留封筒に入れるときは書類を折って入れて問題なかったです。折らないと入りません。
*ちなみに返信用封筒ですが、使われずに戻ってきました笑。
④待つ
取れたかどうか申請状態の確認はこちらからできます。
Application Idはビザの申請書に記載されています。JPN〜始まる番号です。
入力するとステータスが確認できます。
Details enterd ...まだ受理されていない
Under proccess...申請中
Visa proceessed..申請完了
この画面が出てきたら無事にビザが取れた証拠です。あとは送られてくるのを待つのみです。
私の場合、実際にビザが送られてくるまで11日かかりました。12/10に出して12/19に届きました。申請後、毎日ステータスをチェックしていましたが、Under proccessからVisa proceessedに変わったのは申請後10日かかっていました。ネットでは1週間で届くという情報が多いですが、2週間ほどかかる場合もあるようですね。
申請してから送られてくるまで、何となく時間がかかった理由はわかる気がしますが、それは次の投稿でじっくり書こうと思います笑。ちなみに6ヶ月でマルチプルをゲットできました。これで自由にインドを行き来できますね。
最後に
一度も大使館まで出向く必要がないのでとってもラクでした。自宅でぼーっと待っていればいいので。また、郵送での申請は仕事の都合上平日休んで申請しに行くのは難しいので助かりました。郵送代1000円の価値は大いにあると思います。
ではよい旅を!
インスタやってます!
インスタにたまに投稿しております。
予想していませんでしたが、初投稿でいいね!が100を超えていました。
この結果には素直に驚きましたね。
まさかまさか。
最近はブログでも書いているラダックの写真を投稿しています。
これから記事の更新と合わせてインスタにも投稿しようかと計画してます。
もし興味がありましたら一度見に来てくださいね。
【インド】絶景の街・レー
青々としたラダック・ブルー。
紅葉で緑から黄色に色づいた木々。
遠くに見える美しいクリーム色の山々。
思わず悴んでしまうような寒さ。
レーには寒さが吹っ飛んでしまうぐらいの絶景が沢山あります。
標高3000mを超える街って日本にはありませんね。そんな高地に人が住んでいるんですからすごいですね。高地トレーニングには適しているんでしょうか?。レー周辺の深い青空を見ていると、ここでランニングでもしたら幸せだなあと思います。
マナーリーから陸路でやってきました。標高5000mの峠を3回超えて。道中はとっても寒くて5枚着しました。マナーリーの薬局でダイアモックスを50ルピーで買って服用しておいた効果が出たのでしょうか。幸いなことに高山病は全く苦しむことなくレーへ着きました。
朝はもちろんチャイ。バザールはとても静かでしたが、チャイ屋には地元の人々が出入りしていました。寒い中飲むチャイは体と心が暖められて、美味しさが倍増します。
安宿を見つけるまでに2時間ぐらいウロウロしました。10月はオフシーズン。閉まっている宿が多いです。ノックしては居ない。ノックしては居ないの繰り返しでした。目星をつけていた宿は600ルピーと強気の値段のままであったので、余計に探し回りました。最終的には、300ルピーでシングル、wifi付き、ホットシャワーが出る宿を見つけられました。値段も安いですし、心地が良く思わず沈没してしまいそうです。
10月になると、どんどん宿を閉めてマナーリー、デリーやスリナガルといったより温かい都市に移り住む人が多いそうです。マルチで拠点を持っているのは羨ましいようなそうではないような。色んな考え方がありますもんね。
どこをとっても青々した青空。気持ちいいの一言です。
それ以上に気持ちいいことは「ジュレー」です。「ジュレー」はチベット語のあいさつで「こんにちは」だけではく「ありがとう」「おやすみ」「さよなら」などなど色んな場面に使える万能なフレーズです。レーで地元の人が街を歩いて目が合うとジュレーと挨拶し合う場面を見ると心が暖められます。私が「ジュレー」と言ってもみんな笑顔で返してくれますね。挨拶はやはり気持ちいいです。
今までダラダラと書いてきて
唐突ですが、レーで行った場所を紹介します。
【王宮】
観光の目玉です。旧王宮でレーの街を見渡せます。ちなみに歴史は、1553年に王によって作られて一時は世界で一番高い建物だったそうです。以前は王様が住んでいたり、様々なイベントに使われたらしいです。
Leh Ladakh - Leh Ladakh Travel Guide - Leh Tourism - Leh Ladakh Sightseeing
ちなみに入場は有料です。
【Namgyal Tsemo Gompa】
旧王宮から伸びる登山道を歩いたところにあります。人が少なくてのんびりできます。
【メインバザール】
文字通り街の中心。毎日必ず通る道でした。ちょっと座れるスペースがあることが良いです。早朝、清掃しているのでとても綺麗です。
【旧市街】
夕暮れ時になると、黄金色に輝く町並み。それに加えてタルチョがいい味を出しています。とても綺麗です。王宮方面に登ると、街を見渡せるのでそれも美しいです。ただ野良犬が元気なので注意です。
【シャンティー・ストゥーパ】
レーの街を一望できるスポットです。特に夕焼けが素晴らしいです。標高が高いので階段を登る時はぜいぜいしますが、道中も絶景を楽しめます。ちなみにタクシーで行くこともできます。
レー周辺には色々見所もあります。
【Shey】
シェイは眺めが良いゴンパです。
レーから行きやすいです。
【Tikuse】
ティクセはポタラ宮に似ているゴンパです。
オフシーズンなのでツーリストが誰もいませんでした。
【Chemery】
チェムレはかっこいいゴンパです。
周辺が長閑なのでリラックスできます。
好きなコンパの一つです。
レーから台湾人と一緒にヒッチハイクで行きました。
どれもレーから気が向いたらすぐに出かけられることが魅力です。
こうやって、レーでの日々を振り返ってみると、最高でしたね。
午前中は王宮よりちょっと登ったところにあるゴンパでぼーっと街を眺めて、夕方はシャンティーストゥーパに登って日記を書いたり、夕日を見たり(これを4回ぐらい繰り返しました)。これが一番気に入っていますね。
地元の人から安くて美味いターリー食堂を教えてもらってリピートしたり、1リットル7ルピーで水をペッドボトルにチャージできる店に通ったり。レーの街を見渡せるポイントを探ったり。郵便局で偶々あった台湾人バックパッカーと一緒にレー周辺のゴンパに行ったり、ヒッチハイクをして遠出したり。毎晩行っていたレストランAMDOでインド映画を見てダラダラ過ごしたり。もちろんチャイも飲みました。王宮でぼーっとしているときに話しかけてくれたチェコ人夫婦と一緒に頂いたゴンパのチャイは美味しかったです。
最高だと思ったのもオフシーズンだったからだと思います。オンシーズンだとツーリストがとっても多いんじゃないかと。ゲストハウスが点在していてツーリスト向けのお土産屋、レストランや旅行会社などが多いですもの。もしオンシーズンなら人がわんさかいて落ち着かなかっただろうなあと感じます。
また写真で見て頂いたように、紅葉を見れることも大きいです。木々が色づいて街が山が彩られて輝きます。
レーでは「ジュレーで始まりジュレーで終わる」素晴らしい日々を過ごせました。
気づいたらあれです。沈没です。合計11泊していました。